中小企業のSEO対策|成果を出すタイトルの付け方【事例付き】
中小企業のWeb集客にはSEO対策が効果的です。
SEO対策で重要なタイトル(title)タグの設定の方法や手順、ポイントについてご紹介いたします。
・タイトル(title)タグとは?
・タイトル(title)タグの重要性
・タイトルの付け方の手順とポイント
この記事を読んでいただければ、中小企業のSEO対策で成果を出すためのタイトルの付け方が分かり、貴社の売上拡大に繋げることができると考えております。
中小企業のSEO対策の全体像やSEO対策を実施するメリットなど、基本を押さえたい方は下記の記事をご覧ください。
▼関連記事
・【プロが監修】中小企業がSEO対策で圧倒的な成果を出す方法
この記事の監修者
目次
【中小企業のSEO】タイトル(title)タグとは?
タイトル(title)タグは、Webサイトや記事ページにおける「ページタイトル」を表すHTMLタグの1つです。
そのページの内容を表す重要な役割を担っており、下図の通り、検索結果に表示されます。
【中小企業のSEO】タイトル(title)タグが重要な理由
タイトルは、記事のコンテンツ内容をユーザーや検索エンジンに伝えるSEOにおいて極めて重要な項目で、タイトルを最適化するだけで上位表示されるケースもあるほど順位に与える影響度は大きいです。
また、効果が出るまでの期間もSEOにおける他施策と比べて比較的短い傾向にあります。タイトルは影響度の大きさと短期間で成果が出る点を踏まえて、優先して取り組むべき箇所になります。
また、タイトルを改善することでクリック率を高めることにもつながります。
【中小企業のSEO】タイトルを付ける手順
狙いたいキーワードを選定
まずはタイトルにメインで盛り込む、狙いたいキーワードを選定します。
キーワードの具体的な選定方法は下記の記事をご覧ください。
・【中小企業のSEO対策】集客拡大につながるキーワード選定の方法
作成しようとしているページで上位表示を狙うキーワードが選定できたら、タイトルに必ず入れましょう。
下記の弊社コラムのページの例では「中小企業 SEO対策」のキーワードで上位表示を狙いたいため、タイトルに盛り込みました。
異なるキーワードでも同じニーズの場合はタイトルに盛り込む
キーワード選定の際に、ユーザーが同じニーズに基づいて検索しているキーワードが複数ある場合、同一のページで対策します。
例えば「Web広告 墨田区」と「Web広告 墨田区 広告代理店」を検索すると、上位に表示されるサイトの顔ぶれはほとんど変わりません。その場合、2つのキーワードは同じページで対策可能であると考えられます。
仮に同一のニーズであるのにもかかわらず、「Web広告 墨田区」と「Web広告 墨田区 広告代理店」で別々のページを作成してしまうと、Google側から重複コンテンツとみなされ、ページの評価が下がるリスクもあります。
キーワードを選定した後、そのキーワードの類似KWや言い換えKWをユーザーの検索ニーズを明らかにしながら分類することで、同一ページで対策できるか検討しましょう。
競合タイトルを参考にする
選定したキーワードで検索した際に上位表示されている、競合のサイトタイトルも参考にしましょう。
「競合サイトがどのような訴求をしているか?」
「上位サイトで共通しているKWはあるか?」
「特にユーザーの心を動かしていそうなキーワードや言い回しはあるか」
を分析しながら、良いなと思った部分は自社ページのタイトルに活かしましょう。
【中小企業のSEO】タイトルの付け方の重要ポイント
タイトルの文字数は32文字以内を目安にする
SEOのタイトルの文字数は32文字以内に収めましょう。
検索エンジンで表示されるタイトルの文字数の上限は、PC検索だと30~35文字程度、スマートフォン検索だと36文字~44文字程度です。
PCとスマートフォンどちらのデバイスの場合も、タイトルが分かりやすく表示されるように32文字以内に収めるのが理想です。
文字数が多いとタイトルの途中までしか検索画面に表示されないケースがあるので、ユーザーに伝えたい内容が伝わらない可能性があります。
一方で「32文字以内であれば文字数が少なくてもいいのか?」という疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。結論をお伝えすると32文字以内で可能な限り訴求を入れ込んだ方が良いです。
ユーザーにお伝えできる情報が増えるので、言い回し等の工夫を行いながら32文字いっぱいまで文字を使いながらタイトルを検討しましょう。
対策したいキーワードを盛り込む
繰り返しになりますが、記事のタイトルに選定したキーワードを必ず盛り込みましょう。
また、そのキーワードは記事の内容を表しているものになっているか改めて確認しましょう。
「タイトルに対策したいキーワードをたくさん入れるのは意味があるのか」というご質問を弊社でもいただいたことがありますが、結論同じキーワードをむやみに繰り返してタイトルに入れるのは効果に影響が無いのでおすすめしません。
キーワードを盛り込むことを目的にしてしまい、ユーザーに内容が伝わらないタイトルになってしまったら本末転倒なので注意しましょう。
キーワードはタイトルの先頭の方につける
キーワードは可能な限りタイトルの先頭に盛り込みましょう。
下記は「中小企業 SEO対策」で検索した際に上位表示されているサイトになります。
ご覧いただくとわかる通り、上位3つの記事は「中小企業 SEO」というキーワードが先頭に来ております。
キーワードが先頭の方にあると検索順位が上がりやすいのかというと、現在のGoogleの仕様ではほとんど影響はしません。
ただし、ユーザーの目に入りやすい先頭の方に入れ込むことによって、自分が知りたい情報とマッチしてクリックしてくれる確率が高まり、Googleに評価されて上位表示される可能性は高いです。
前述の通り、タイトルが場合によっては省略されることもあるので可能な限り先頭にキーワードを入れましょう。
装飾を活用して目立たせる
【】(大括弧)や!などの装飾もタイトルを目立たせる上で有効です。
特にユーザーの興味を引き付けたい部分に装飾を施すことによって、ユーザーの興味を引くことができるので積極的に活用しましょう。
弊社コラムのタイトルも基本的には装飾を施しております。
数値を活用する
タイトルに数値を入れ込むとユーザーの興味をより引きつけることが可能です。
下記のタイトルですとどちらの方が魅力的に感じるでしょうか。
①墨田区のおすすめ広告代理店
②墨田区のおすすめ広告代理店5選
②の方が「5選」という数値が入ることによって具体性が増し、厳選された広告代理店を選んでいるんだなという印象を受けます。
他にも
・「2024年最新比較」
・売上No.1
・○%UP!
などの数値を入れたタイトルの例が考えられるので是非参考にしてみてください。
ポジティブワードを活用する
ユーザーを安心させるようなポジティブなワードを入れ込むことも重要です。
例えば下記の2つの例を比較してみましょう。
①【初心者向け】SEO対策のポイント
② SEO対策のポイント
①の方が初心者向けの記事であるという安心感を与えるとともに「分かりやすそう」というポジティブな印象を与えることができます。
その他にも
・「5分でわかる」
・【プロが監修】
・今日から出来る
などのポジティブワードを入れたタイトルの例が考えられるので是非参考にしてみてください。
競合タイトルのキーワードを活用
選定したキーワードで検索した際に上位表示されている競合のサイトタイトルも取り入れましょう。
特に上位サイトに多く共通して入っているキーワードは文字数の許す限り反映してみてもよいかもしれません。
補足:タイトルに入れられなかったキーワードはディスクリプションに反映
タイトルの32文字以内に収まりきらなかったキーワードについては、ディスクリプションへ反映しましょう。
ディスクリプションとは、下図のように検索結果の画面でタイトル下部に表示される説明文を指します。
ディスクリプションは検索順位に大きな影響は及ぼしませんが、ユーザー目線で求めている情報が分かるページかというのが一目でわかるので、タイトルに入れられなかったキーワードはディスクリプションに反映しましょう。
【中小企業のSEO】既存ページのタイトルを修正する場合
タイトルを変更するリスク
一度設定したタイトルをページ公開後に改善する場合もあるかと思います。
事前に把握しておいていただきたいのが、タイトルを変更することにも一定リスクがあるということです。
そのリスクとは、タイトルを変更することによってユーザーのニーズを満たさなくなってしまい、検索順位が落ちる可能性があるということです。
既に上位表示がされており、クリック率も高い場合はむやみにタイトル変更を行うのは推奨しません。
タイトルを変更するタイミングと条件
では、どのような場合にタイトルを変更すればよいのでしょうか。
特に流入が多いページに関しては順位が6位以下の時にタイトル変更を試みてみましょう。位置としては1ページ目の下部以下になります。
繰り返しになりますが、既にSEOで上位に表示され、クリック率も高く、流入が多いページのタイトル修正は避けましょう。
また、タイトルを短期間に何度も変更するのも得策ではありません。
タイトル変更後は、2週間以上は順位に影響が出るか様子をみましょう。
【中小企業のSEO】タイトルをつける際の注意点
タイトルよりもまずは記事の内容をブラッシュアップ
タイトルはSEO対策で上位を狙う上で重要な要素ですが、最も順位に影響するのは記事の内容であることを忘れてはいけません。
魅力的なタイトルでユーザーを引きつけることは必須ですが、タイトルに見合ったコンテンツでなければユーザーは離脱してしまいます。
Googleはユーザーのページ遷移後の行動も見て検索順位に反映させるため、タイトルが魅力的なのに内容が無い記事だとユーザーの記事途中での離脱率が高まり、むしろページ評価が悪くなる可能性もあります。
まずは、記事のコンテンツがユーザーのニーズにマッチしている内容になるようにブラッシュアップしましょう。
記事の内容に合わせたタイトルをつける
また、記事の内容に合わせたタイトルをつけましょう。
前述の通り、タイトルと記事の内容がマッチしていないとユーザーが離脱する可能性が高まり、検索順位が低下する可能性があります。
また、タイトルと記事内容がマッチしているかも当然Googleは見ていますので、記事の内容と異なるタイトルをつけるのは順位低下につながります。
記事の内容をブラッシュアップして、記事内容にマッチした魅力的なタイトルをつけましょう。
▼参考サイト
・Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更
【中小企業のSEO】弊社でのタイトル改善例
弊社でもここまでお話してきたポイントを元に、下記のように自社コラムのタイトルを変更しております。
例①
改善内容:上位表示されている競合のサイトタイトルにあった「店舗集客」をタイトルに入れ込んだ
改善前:プライベートサウナ・個室サウナの集客方法
改善後:プライベートサウナ・個室サウナの集客方法【店舗集客UPで黒字へ】
例②
改善内容:最新情報であることを【】内で訴求し、再検索ワードにあった「ネット集客」「集客代行」を入れ込んだ
改善前:外壁塗装の集客方法まとめ【Web集客の担当者必見!】
改善後:【2024年最新】外壁塗装の集客方法|ネット集客代行のポイント
実際に順位の改善傾向やクリック率の改善も見られております。
具体的な数値については改めてお伝えできればと思います。
【中小企業のSEO】タイトルに関するよくある質問
-
英語表記のキーワードを狙う場合は、タイトルに英語のキーワードを入れて問題はないですか?
-
はい、問題ないです。対策したい英語のキーワードを必須で入れましょう。加えて英語でなくカタカナで検索するユーザーもいるので、「Adcal(アドカル)の提供サービス~」のようにタイトルに英語もカタカナも入れましょう。
-
タイトルをつける際にChatGPTなどの生成AIを利用しても良いですか?
-
問題ありません。ただし、ChatGPTが出したタイトルをそのまま使うのではなく、当記事で述べたポイントを満たせるようにブラッシュアップしていきましょう。
-
タイトルの考案から外部の支援会社に依頼することは可能でしょうか。
-
勿論可能です。弊社株式会社アドカルでもSEO対策のご支援をしておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
まとめ
中小企業のSEO対策におけるタイトル設定では、対策キーワードの反映やユーザーの検索ニーズを踏まえたタイトル付けが肝です。
SEO対策は短期では効果の出にくい施策ではありますが、長期間の施策継続の結果、検索で上位表示された場合に広告費をかけずに集客をすることが可能になるので、タイトルの設定は本記事を参考に慎重に検討いただけますと幸いです。
株式会社アドカルは主にSEO対策を施した公式サイト制作やWeb広告での集客に強みを持ったマーケティング支援企業です。
貴社のマーケティングパートナーとして、少数精鋭で担当させていただくので、
「リスティング広告で一定集客はできているが、サイトが検索結果に上位表示されていない」
「SEO対策で自社のサイトを上位表示させて検索からの流入を増やし、広告費を抑えたい」
「外注先のレスポンスが遅い、積極的な提案が無い」
とお悩みの中小企業の方は、ぜひ弊社にご相談ください。貴社のご相談内容に合わせて、SEO対策のご提案をさせていただきます。
中小企業のSEO対策にお悩みをお持ちの方は、まずは無料でご相談を承りますので下記からお気軽にお問い合わせください。