ピラティススタジオの集客方法まとめ【プロが監修】｜店舗集客UP

2023年11月16日 2024年4月17日

谷田　朋貴

この記事でわかること

ピラティスの集客が上手くいかない理由
ピラティスの売上や利益拡大につながるWebでの集客方法
Web集客のポイント外壁塗装の集客が上手くいかない理由

監修者プロフィール

谷田朋貴

一橋大学卒業後、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、Web専業広告代理店を経て、株式会社電通デジタルに入社。アカウントプランナーとして国内の大手クライアントに対し、運用型広告を中心にデジタル全体のプロモーション施策の戦略立案・実行に従事。2023年12月、株式会社アドカルを創業。

ピラティスの集客にはWeb上での施策が効果的です。

本記事では、ピラティスのおすすめの集客方法をご紹介いたします。最後までご覧ください。

ピラティススタジオの集客が上手くいかない理由は3つ
ピラティススタジオで集客拡大につながるおすすめのWeb集客方法8選
ピラティスのWeb集客で注意すべき3つのポイント
ピラティススタジオのWeb集客以外の集客施策
- 既存顧客からの紹介
- チラシなどのオフライン広告
まとめ

ピラティススタジオの集客が上手くいかない理由は3つ

多くのピラティススタジオがWeb集客施策を実施していますが、思ったような効果が出ず、悩んでいる担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、ピラティスの集客がうまくいかない理由・背景について解説します。

ターゲットが明確に定まっていない

Web集客の施策を実施していく上で、具体的なターゲットの設定が必要になります。

「自社のピラティススタジオに訪れる可能性がある人はどのエリアに住んでいるのか」
「ピラティスに来る人にはどんなニーズがあるのか」
「ピラティスに来る人はどのような行動をとるのか」

を明確にすることで、より費用対効果の高い集客が可能になります。

・ピラティスを初めて利用する人か、経験者か
・年齢層はどのぐらいか、ターゲットは女性のみか
・初心者向けか、経験者向けか
・ダイエット目的での来店か、姿勢の改善が目的での来店か

といったように、具体的なターゲットの解像度をあげていくことで、そのターゲットに合わせたWeb集客施策を実施することが可能になります。

ターゲット設定に関しては、こちらの記事で詳しくお話しております。
【マーケ担当者必見】Web集客で最も大事なのは「ターゲット設定」である

自社の顧客データや外部の支援会社を活用して、想定ターゲットを明確にすることも重要です。

リソースの不足

ピラティススタジオの方の中には、自社のみでWeb集客を実施している方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、実際のピラティスのレッスン業務とWeb集客をどちらも兼務されている方も多いかと思います。

そのような状況下でWeb集客の施策を手当たり次第に実施すると、リソース不足に陥り、最終的にあまり効果が出ずに費用だけがかかってしまった…という事態になりかねません。

Web集客に注力していきたいと考えているピラティススタジオ運営者は、Web集客の専門家であるマーケティング支援会社や広告代理店へ依頼する方が、費用対効果の面でよいかと考えております。

集客施策の外注先選定が失敗している

Webの広告代理店やフリーランスにWeb集客を外注したが、上手くいっていない…というケースもあるかと思います。

要因としては、

・外注先が適切な広告運用やサイト改善の施策を実施できていない
・外注先のレスポンスが遅い
・外注先が言われたことしかやってくれない、積極的な提案が無い

などが考えられます。

特に大きな代理店様ですと、代理店様内でご予算額が大きなクライアント様をエース級またはそれに近い人材が担当し、相対的にご予算が少額のクライアント様は新人やスキルがまだまだ未熟な社員が担当する場合が多いです。

外注先の選定の際には、担当者がきめ細やかな質の高いコミュニケーションをとることが可能か、一定のスキルを持っていて効果が見込める改善・拡大提案を積極的にしてくれるかといったところまで考慮する必要があります。

ピラティススタジオで集客拡大につながるおすすめのWeb集客方法8選

ここではピラティスのWeb集客に効果的な方法を8つ紹介します。

ホームページのSEO対策の実施

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で検索エンジンの最適化を意味します。
自社のWebサイトをGoogle等の検索エンジンで検索した際に上位表示されるようにして、検索からのサイト流入を狙う施策です。

ピラティスの場合、「地域名×ピラティス」などのキーワードのニーズが大きいと想定されます。

SEO対策は短期では効果の出にくい施策ではありますが、長期間の施策継続の結果、検索で上位表示された場合に広告費をかけずに集客をすることが可能になります。

ピラティススタジオのSEO対策で成果を出す具体的な方法は、下記の記事でより詳しく解説しております。
ピラティススタジオのSEO対策でホームページへの集客を拡大！

MEO対策の実施

MEOとは「Map Engine Optimization」の略でマップ検索エンジンの最適化を意味します。

主にGoogleマップでの検索結果で上位表示されるようにすることで、問い合わせ促進を図る施策になります。

Googleで「●●（特定の地域名）　ピラティス」と検索していただくとわかりますが、基本の情報や口コミ表示のみとなっている施設も多く、最適化がされていない状況です。

競合が多くないうちにMEO対策をしっかりと行い、上位表示を狙いましょう。

ただし、ご自宅をプライベートピラティスのスタジオとしているため、住所を公開していない方もいらっしゃるかと思いますので、柔軟に対応いただければ良いかと思います。

ピラティススタジオのMEO対策で成果を出す具体的な方法は、下記の記事でより詳しく解説しております。
ピラティススタジオのMEO対策でGoogle上位表示を狙う！

SNSアカウントの活用

InstagramやTikTok、X（旧Twitter）等のSNSアカウントを活用して、自社の認知拡大や顧客獲得につなげることも可能です。ピラティスのポーズや実際の動きを写真や動画で投稿していくのが良いでしょう。

競合のピラティススタジオが実際にどのような投稿をしているのかを調査して、ユーザーの反応が良いクリエイティブを真似てみる、というのも集客の成功につながる有効な方法になります。

有名なインストラクターさんのSNS投稿内容を参考にするのもおすすめです。

・さやピラさんのInstagramアカウント
・mieyさんのInstagramアカウント

リスティング広告の実施

リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告です。上手くいけば短期で効果が見込める施策になります。ユーザーの検索キーワードに連動して配信されるので、「検索連動型広告」とも呼ばれます。

リスティング広告はクリック課金型になります。ユーザーに1クリックされるたびに課金が行われます。1クリックの費用は配信するキーワードによって異なります。

ピラティススタジオの場合は特にリスティング広告を配信するキーワードと、ターゲットに適した広告文の設定が重要になります。ピラティススタジオにおいては主に下記の2パターンのキーワードが考えられます。

①ピラティススタジオ名の指名キーワード
②地域×ピラティスの一般キーワード

特に②のKWに対しては競合の入札があるため、クリック単価（CPC）と呼ばれるユーザーが広告をクリックするたびに発生する費用が①と比べて高くなる傾向にあるので、費用対効果に見合うかを慎重に検討しながら、配信継続の有無を判断する必要があります。

広告文は、前述のとおりターゲットに適した訴求や、料金や地域名の訴求を入れ込むことで、費用対効果の向上を狙いましょう。

ピラティススタジオのリスティング広告で成果を出す具体的な方法は、下記の記事でより詳しく解説しております。
ピラティススタジオのリスティング広告で爆発的な集客を生む方法

ディスプレイ広告の実施

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に配信される画像や動画、テキストの広告になります。画像形式・動画形式のディスプレイ広告であれば、テキスト中心のリスティング広告とは異なり、ビジュアルで訴求を行うことが可能です。

特定のキーワードを検索したユーザーに対して配信されるリスティングと比較して、ディスプレイ広告は潜在層（ニーズが顕在化していない層）へのアプローチが中心になります。

例えばですがニーズが顕在化しているユーザーにアプローチできる効果的なターゲティングの方法として下記があります。

・「地域　ピラティス」など特定のKWを検索したユーザーへのディスプレイ広告の配信
・自社ホームページ訪問者へのディスプレイ広告の配信（リターゲティング配信）

前者については、リスティングのように特定のキーワードを過去に検索したユーザーに配信が可能であるため、ニーズが顕在化しているユーザーにアプローチすることが可能になります。

後者は、自社ホームページに一度以上訪れた見込みユーザーへの広告配信が可能にあるので、よりお見積り・申し込み確度の高いユーザーにアプローチができます。

※サイト訪問者にアプローチが可能なリターゲティング配信はCookieと呼ばれるWebページ等でブラウザに情報を保存する仕組みを活用しているのですが、個人情報保護の問題で近年はCookieの廃止に向けて各社が動いているため、配信の制限や従来の効果が今後見込めなくなる可能性が高いです。別コラムやお打ち合わせの中で別途お話できればと思います。