弁護士の集客にSNS広告は不要?最優先で行うべき集客施策は?

弁護士事務所のWeb集客方法は様々な手法があります。

その中でも近年InstagramやTikTokなど、SNS広告の活用が流行っており、実際にSNS広告をSNS内で見かけることも多くなったのではないでしょうか。

しかし、弁護士事務所のWeb集客において、

「SNS広告流行ってるな…自社でもとりあえずSNS広告をやってみようか…!」

いきなりご予算をかけて安直にSNS広告に取り組んでしまうのは危険です。貴社の貴重なご予算を投資する上で、費用対効果を考えて慎重に出稿を検討すべきです。

ただ、弁護士事務所の集客でSNS広告が全く不要なのか、というとそうではありません。

本記事では、弁護士事務所の集客でSNS広告は不要なのか?という疑問に対して、下記をご説明します。

・弁護士事務所の集客でSNS広告は不要なのか?
・弁護士事務所の集客におけるSNS広告の実施優先度について
・SNS広告が指名検索(貴社名での検索)につながらない理由
・弁護士事務所の集客でSNS広告を実施する場合のポイント


この記事を読んでいただければ弁護士事務所の集客におけるSNS広告の活用方法が分かり、売上拡大に繋げることができると考えております。

今回は弁護士事務所のSNS広告についての記事になりますが、その他のWeb集客のおすすめ施策について興味のある方は下記の記事を必ずご覧ください。
弁護士の集客方法7選|マーケティングで売上アップ!【プロ監修】

この記事の監修者

結論からお話しすると、SNS広告は不要ではありません。

今や多くの人々の生活にSNSは溶け込んでいますし、SNSを利用しているユーザーに対して、SNS広告は静止画や動画のクリエイティブを目立たせた上でアプローチすることが可能です。

しかし、実施の優先度で考えるとSNS広告よりもリスティングやSEO対策の方が優先度高く取り組む必要があります。

また、SNS広告の実施においては工夫が必要になります。

ここでは、弁護士事務所の集客において、SNS広告と比較してリスティング広告やSEO対策の優先度が高い理由について解説します。

ご予算には限りがあるので優先度をつけて施策を実施すべき

ご予算は無限ではありません。

極端な話、ご予算が無限にあるのであればすべての集客方法を試してみて、費用対効果のよい手法だけを残すという選択もできますが、現実はそうではありません。

限られたご予算の中で優先順位をつけて施策を実施するべきです。

優先順位をつける基準としては例えば下記が考えられます。

・費用対効果
・獲得したいユーザーにアプローチが可能か
・効果が出るまでにどの程度の時間がかかるか
・初期費用は必要か
・施策を実施する上でのリスクや懸念はないか

集客施策の実施目的を改めて踏まえた上で、施策の優先順位をつける必要があります。

その上でSNS広告の優先度が本当に高いのかを見極めるべきだと考えております。

費用対効果の面でリスティング広告やSEO・MEO対策の方が良い可能性が高い

リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告です。上手くいけば短期で効果が見込める施策になります。

SEOは「Search Engine Optimization」の略で検索エンジンの最適化を意味します。
自院のWebサイトをGoogle等の検索エンジンで検索した際に上位表示されるようにして、検索からのサイト流入を狙う施策です。

例えば弁護士事務所の場合、「地域名×弁護士事務所」などのキーワードのニーズが大きいと想定されます。

SEO対策は短期では効果の出にくい施策ではありますが、長期間の施策継続の結果、検索で上位表示された場合に広告費をかけずに集客をすることが可能になります。

リスティングとSEO対策はともに「地域名×弁護士事務所」などの、ニーズが既に顕在化している予約確度の高いユーザー(顕在層)向けの施策です。

認知目的の施策と比較しても圧倒的に獲得における費用対効果が良いです。

また、MEOとは「Map Engine Optimization」の略でマップ検索エンジンの最適化を意味します。主にGoogleマップでの検索結果で上位表示されるようにすることで、問い合わせや来店促進を図る施策になります。MEOもしっかりと対策を行うことで、検索画面からの顕在ユーザーの流入・獲得を図ることができます。

一方でSNS広告は顕在層のユーザー向けというよりは、ニーズがまだ顕在化していないユーザー(潜在層)向けの施策になります。

したがって、先ほどの優先順位づけのお話にもどると、獲得における費用対効果で優先度を定める場合は、リスティング広告とSEO・MEO対策を優先して実施するべきだと考えます。

弁護士事務所で効果の出るリスティング広告のポイントについて、下記の記事で詳しく解説しております。
弁護士のリスティング広告で爆発的な集客を生む方法【24年最新版】

SEO・MEO対策で成果を出す方法については下記の記事をご覧ください。
弁護士のSEO対策でホームページを上位へ!成果の出る施策を解説!
弁護士のMEO対策でGoogleマップ上位表示を狙う方法を解説!

ここまでの内容を踏まえて、

「でも、SNS広告を配信すると指名検索(自社名などのKW検索)が増えるから優先度高いのでは?」

と思った弁護士事務所の方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、「SNS広告を実施しても指名検索が増えない理由」について解説していきます。
是非最後までご覧ください。

ご予算や広告の配信量が少ないとユーザーの検索行動にはつながらない

認知目的でSNS広告を配信し、広告を見たユーザーが貴社名で検索して貴社サイトに流入してくるというのは理想のフローでありますが、人は広告に当たってもそう簡単に検索をしません。

筆者の経験上、月1,000万円のご予算をかけて認知目的の広告を配信しても、検索増につなげるのは難しいです。(配信エリアやターゲットを絞るなど、工夫をすればご予算が少なくても効果が出るケースはあります。)

圧倒的に大多数のユーザーにリーチできるテレビCMなどと比べると、Web広告でアプローチできるユーザー数は限られているので、ご予算が多くない場合は獲得目的の施策に注力するのが良いでしょう。

しかし、冒頭でお話ししたように、弁護士事務所の集客においてSNS広告は工夫次第で、実施余地があります。

ここでは弁護士事務所でSNS広告を実施する際の重要なポイントを2つ紹介します。

貴社サイト訪問者へのリターゲティング配信や類似配信の活用

リターゲティング配信とは、貴社サイトに一度以上訪れた見込みユーザーへの広告配信ができる手法です。

貴社サイトに訪問済みなので、より予約確度の高いユーザーにアプローチができます。

SNS広告を実施する場合でも、まずはリターゲティング配信をすることで費用対効果を重視したアプローチが可能になります。

貴社サイトへの訪問者数が少ないと、広告配信のボリュームが出ない点は要注意になります。

※サイト訪問者にアプローチが可能なリターゲティング配信はCookieと呼ばれるWebページ等でブラウザに情報を保存する仕組みを活用しているのですが、個人情報保護の問題で2024年にCookieが廃止される予定のため、配信できなくなる可能性が高いです。Cookie廃止を見据えた施策については、別コラムやお打ち合わせの中で別途お話できればと思います。

また、既存のユーザーのデータを活用した類似配信の活用も有効です。類似配信とは、例えば既存顧客のメールアドレスを媒体にアップロードすると、その既存顧客と同じような興味関心や行動をしている類似ユーザーに配信が可能になります。

リターゲティング配信同様に、確度の高いユーザーにアプローチすることができます。

動画クリエイティブの配信

SNS広告は様々な媒体がありますが、優先して実施するべき媒体は機械学習の精度の高いMeta広告(Facebook・Instagram広告)になります。

SNS広告はクリエイティブが肝になるため、実際の清掃の様子や清掃前・後の変化の様子を素材として活用できると良いかと考えます。

下記のMetaの広告ライブラリで「弁護士事務所」と調べると、競合の弁護士事務所が配信しているMeta広告のクリエイティブを見ることができます。

https://ja-jp.facebook.com/ads/library/

意外にも静止画のクリエイティブが多いため、ご予算やリソースに余裕のある場合は、動画のクリエイティブを活用できると競合との差別化も可能になります。

弁護士事務所でのSNS広告の出稿を検討する際は、下記を意識して実施しましょう。

・まずはリスティング広告やSEO対策を優先度高く実施
・SNS広告を実施する際はリターゲティング配信を優先
・SNS広告を実施する際は動画クリエイティブを活用

株式会社アドカルは主にSEO対策やWeb広告での集客に強みを持ったマーケティング支援企業です。

貴社のマーケティングパートナーとして、少数精鋭で担当させていただくので、

「自社の新規顧客獲得のためにWeb集客を強化したい」
「リスティング広告で一定集客はできているが、サイトが検索結果に上位表示されていない」
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弁護士事務所のWeb集客にお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。