ChatGPTでペットを擬人化するやり方を5ステップで解説！

2025年4月10日 2025年4月12日

谷田　朋貴

この記事でわかること

ペット擬人化をChatGPTで行う5ステップ
ペット擬人化の質を高めるChatGPTプロンプトテクニック
ペット擬人化の実例！ChatGPTで作成した画像
ペット擬人化をChatGPTで試す際の無料版と有料版の違い

監修者プロフィール

谷田朋貴

一橋大学卒業後、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、Web専業広告代理店を経て、株式会社電通デジタルに入社。国内大手クライアントに対して、デジタル全体のプロモーション施策の戦略立案・実行に従事。また、生成AIを活用した自社業務の効率化にも取り組む。2023年12月、生成AIを活用した業務効率化支援を行う株式会社アドカルを創業。

ChatGPTの画像生成機能を使って愛するペットを人間の姿に変身させる「ペット擬人化」が、SNSで大流行しています。特に小型犬を渋い中年男性に、愛猫を美少女に変えた画像が次々と話題になり、多くの飼い主がこの新しい楽しみ方に挑戦しています。2025年3月のChatGPTアップデートにより、誰でも簡単に高品質な擬人化画像が作れるようになったことが、このトレンドの火付け役となりました。本記事では、写真選びからプロンプト作成、SNSでの共有方法まで、ペット擬人化を楽しむための完全ガイドをご紹介します。

ペット擬人化をChatGPTで楽しむ方法！SNSで話題のトレンド
ペット擬人化をChatGPTで行う5ステップを完全解説
ペット擬人化の質を高めるChatGPTプロンプトテクニック
ペット擬人化の実例！ChatGPTで作成した画像例
ペット擬人化をChatGPTで試す際の無料版と有料版の違い
- 無料版でできることとその制限
- 有料版（ChatGPT Plus）のメリットと投資価値
まとめ：ペット擬人化をChatGPTで楽しもう！

ペット擬人化をChatGPTで楽しむ方法！SNSで話題のトレンド

愛するペットを人間のような姿で表現できる「ペット擬人化」がSNSで大流行しています。ChatGPTの画像生成機能を使えば、誰でも簡単に愛犬や愛猫を人間らしく表現した高品質な画像を作成できるようになりました。

なぜ今ChatGPTのペット擬人化画像が注目されているのか

この流行の背景には、OpenAIが2025年3月25日にリリースした画像生成機能の大幅アップデートがあります。従来の「DALL-E」から「GPT-4o」ベースのエンジンに変更されたことで、生成される画像のクオリティが飛躍的に向上しました。特にペットの特徴や表情を人間に変換する能力が格段に進化し、誰でも簡単に高品質な擬人化画像が作れるようになったのです。

ChatGPT-4oは『ChatGPT-4o(GPT-4o)とは？使い方や機能、料金を画像付きで解説』の記事で詳しく解説しております。

Xでは、小型犬を中年のおじさんのように擬人化したり、子猫を可愛らしい少女として表現した画像が次々と投稿され、数万件ものリポストやいいねを集めています。専門知識がなくても数分で高品質な擬人化画像が作れるようになったことが、この爆発的なトレンドの大きな原動力です。

ChatGPTの画像生成機能については下記の記事をご覧ください。
C hatGPTの画像生成を完全解説！GPT-4oの使い方と活用例

擬人化画像の魅力とSNSでのバズり事例

ペットの擬人化画像が持つ最大の魅力は、普段から感じているペットの「人間らしさ」を視覚的に表現できる点です。「うちの猫はツンデレな美少女っぽい」「この犬は絶対おじさんの性格だ」といった飼い主の想像を、AIが見事に形にしてくれます。

Xでバズった投稿を見ると、特に人気を集めているのは「予想外の擬人化結果」です。愛犬がいかにも人生経験豊富そうな中年男性に変身した例などが、X上でユーザーの興味関心を集めています。

擬人化で広がるペットとの新しい楽しみ方

ペットの擬人化は単なる画像生成の遊びを超えて、飼い主とペットの関係をより豊かにします。擬人化された姿を見ることで、普段何気なく接しているペットの個性や性格をより深く考えるきっかけになるのです。

また、家族や友人との会話の新しい話題としても盛り上がります。「うちの子がこんな人間だったら…」と想像を広げる楽しさや、SNSでのシェアを通じて同じペット好きとつながるコミュニティ形成にも一役買っています。誕生日カードやオリジナルグッズとして活用したり、ペットの思い出として保存するなど、実用的な使い方も広がっています。

ペット擬人化をChatGPTで行う5ステップを完全解説

ChatGPTの画像生成機能を使えば、誰でも簡単にペットを擬人化できます。このセクションでは、初心者でも失敗せずに理想的な擬人化画像を作るための5つのステップを詳しく解説します。

ステップ1：最適な写真を選ぶ

擬人化の成功は、使用する元写真の質に大きく左右されます。まず重要なのは、ペットの顔の特徴がはっきりと見える写真を選ぶことです。特に目の表情や被毛の色、模様など、そのペットならではの個性が伝わる写真が理想的です。

写真選びの具体的なポイントは以下の通りです。

・明るさ：自然光の下で撮影された明るい写真が好ましい
・角度：正面または斜め前から撮影された顔がよく見える写真
・表情：個性が出ている表情（リラックス時、好奇心旺盛な瞬間など）
・背景：できるだけシンプルな背景の写真が処理しやすい

暗すぎる写真や、ペットが小さく写りすぎている写真は避けましょう。

ステップ2：ChatGPTの画像生成機能の利用準備

ChatGPTの画像生成機能を使うには、まずアカウントにログインする必要があります。Googleアカウントなどを使って簡単にログインできます。2025年4月1日からは無料版のユーザーでも画像生成機能が利用可能になりました（ただし利用回数に制限あり）。

まずChatGPTのウェブサイトにログインします。画面上部のモデル選択メニューから「GPT-4o」が選択されていることを確認しましょう。もし別のモデルが表示されている場合は、メニューをクリックして「GPT-4o」に切り替えてください。

画像作成画面が表示されたら、擬人化したいペットの写真をアップロードします。

ステップ3：効果的なプロンプトを入力する

画像をアップロードしたら、次はプロンプト（指示文）を入力します。プロンプトの書き方で生成される画像の質が大きく変わるため、このステップが最も重要です。

基本的なプロンプトの構造は次の通りです：
「この[動物種]を擬人化してください [スタイル] [品質指定]」

例えば、「この犬を擬人化してください。写真風の高画質で。」というシンプルなプロンプトでも十分に高品質な擬人化画像が生成できます。より具体的な指示を加えることで、さらに理想に近い結果を得ることができます。

以下に効果的なプロンプト例をいくつか紹介します。
・「この犬を日本人男性に擬人化してください。写真風の高画質で。」
・「この猫を優雅な女性に擬人化してください。アニメ風の高画質で。」

ステップ4：画像生成後の調整とバリエーション作成

プロンプトを入力して送信すると、ChatGPTは約1分程度で画像を生成します。最初の結果が理想と違う場合でも心配いりません。以下の方法で調整を行いましょう。

まず、生成された画像を評価します。ペットの特徴がうまく反映されているか、画風は意図した通りか、全体的な雰囲気は満足できるものかを確認します。満足できない点があれば、プロンプトを修正して再生成します。

例えば、以下のような調整が可能です。

・「もう少し笑顔にしてください」
・「もっと[ペットの特徴]を強調してください」
・「年齢を若く/年配にしてください」
・「服装を[具体的なスタイル]にしてください」

同じペットでも異なるバリエーションを作りたい場合は、画風を変えてみましょう。「写真風」「アニメ風」「水彩画風」「油絵風」など様々なスタイルを試すことで、同じペットから全く異なる印象の擬人化画像を作ることができます。また、職業や状況設定を加えることで、より個性的な画像になります。例えば「このハスキー犬を探検家として擬人化」「この猫をカフェのオーナーとして擬人化」などと指定してみましょう。

ステップ5：完成した画像の保存とSNSでのシェア

理想的な擬人化画像ができたら、次は保存してシェアしましょう。画像の保存方法は非常に簡単です。PCの場合は画像を右クリックして「名前を付けて画像を保存」を選択するか、画像の下に表示される保存ボタンをクリックします。スマートフォンの場合は、画像を長押しして保存オプションを選択します。

SNSでシェアする際のポイントは以下の通りです。

・元のペット写真と生成画像を並べて投稿すると、ビフォーアフターの効果で反応が良くなります
・「#擬人化」「#ChatGPT」「#ペット擬人化」などのハッシュタグを付けることで、同じ趣味の人に見つけてもらいやすくなります
・面白い結果や予想外の結果には、ユーモアのあるコメントを添えると共感を得やすくなります

また、著作権や利用規約に関して簡単に触れておくと、ChatGPTで生成した画像は基本的に個人利用であれば問題ありませんが、商用利用には制限がある場合があります。OpenAIの最新の利用規約を確認することをおすすめします。

擬人化画像は単にSNSでシェアするだけでなく、スマホの壁紙、プロフィール画像、グリーティングカードなど様々な用途に活用できます。特に記念日やイベント時に作成すると、ペットとの思い出をより特別なものにしてくれるでしょう。

ペット擬人化の質を高めるChatGPTプロンプトテクニック

基本的な擬人化の方法をマスターしたら、さらに一歩進んだテクニックに挑戦してみましょう。ここでは、より個性的で完成度の高い擬人化画像を作るための具体的なプロンプト技術を紹介します。

「写真風」と「アニメ風」の違いと指定方法

ChatGPTでの擬人化では、生成する画像のスタイルを指定することで、全く異なる雰囲気の作品を作ることができます。主に「写真風」と「アニメ風」の2つが基本となります。

写真風は、リアルな質感や自然な陰影、写実的な表現が特徴で、まるで本当に存在する人物のような擬人化画像が生成されます。プロンプトには「写真風」「realistic photo」などのキーワードを含めると効果的です。大型犬や特徴的な毛並み・模様を持つペットに適しています。

一方、アニメ風は、カラフルで誇張された特徴表現、シンプルな線、スタイライズされた表現が特徴です。プロンプトには「アニメ風」「Japanese anime style」などを指定します。小型犬や猫、表情豊かなペットに向いています。

他にも「水彩画風」「油絵風」「漫画風」など様々なスタイルが指定可能です。どのスタイルでも「高画質」「高解像度」といった品質指定を組み合わせましょう。

ペットの特徴を最大限に活かすプロンプトの書き方

ペットの擬人化で最も重要なのは、そのペット固有の特徴を人間の姿に効果的に反映させることです。そのためには、ペットの特徴を言語化する能力が鍵となります。

まず外見的特徴については、毛色や目の色、特徴的な模様など具体的に記述しましょう。例えば「黒と白の斑点模様のある犬」なら「白いシャツに黒い斑点模様のスーツを着た男性」と指定できます。

次に性格や行動パターンを人間的表現に変換します。「警戒心が強いが飼い主には甘える猫」なら「クールな表情だが少し照れ屋な女性」、「活発で遊ぶのが大好きな犬」なら「スポーティーで明るい笑顔の若い男性」といった具合です。

複数のペットを同時に擬人化する高度なテクニック

同時に複数のペットを擬人化する場合は、ペット同士の関係性を反映させることが重要です。

まず、ペット同士の関係性を明確に指定しましょう。例えば、年齢差のある2匹の猫なら「年の離れた姉妹として」、いつも一緒に遊ぶ犬と猫なら「仲の良い友人として」など、具体的な人間関係を設定します。

複数ペットの擬人化で重要なのはバランスです。どちらか一方の特徴が強調されすぎないよう、それぞれのペットの個性を簡潔に言語化しましょう。例えば「大きな黒い犬と小さな白い猫を、頼りになる兄と活発な妹として擬人化」といった形です。

実際の成功例として「この画像を擬人化してください。日本人で写真風の高画質で。」というプロンプトがあります。「日本人」という指定を加えることで、より親しみやすい印象の画像が生成されました。

よくある失敗例と解決策

ペット擬人化でよく見られる失敗パターンと、その解決策を紹介します。

一つ目の失敗は「特徴が反映されない平凡な人物像」です。これは、プロンプトが一般的すぎる場合に起こります。解決策は、ペットの特徴的な点を具体的に言語化し、「〜の特徴を強調して」と明示的に指示することです。

二つ目は「動物の特徴が強すぎて不気味な結果になる」パターンです。これを避けるには「自然な人間の顔で、猫の特徴は髪型と目の色だけに反映させてください」など、どこに動物の特徴を反映させるかを明確に指示します。

三つ目は「意図したスタイルにならない」という問題です。「日本の少女漫画風」「80年代アニメ風」など、より具体的なスタイルを指定することで解決できます。

最後に「性別や年齢がイメージと違う」という失敗です。ペットの性別と擬人化後の性別を一致させたい場合は、明示的に「オス猫を男性に」「メス犬を女性に」と指定しましょう。

ペット擬人化の実例！ChatGPTで作成した画像例

ここではペット擬人化の実例についてご紹介します。

犬の擬人化の例

下記のプロンプトで犬の画像を擬人化してみます。

プロンプト例：添付の犬を、スポーティーで明るい笑顔の若い男性に擬人化して。写真風の高画質で。

猫の擬人化の例

続いて、下記のプロンプトで猫の画像を擬人化してみます。

プロンプト例：添付の猫を、日本人の女性に擬人化して。写真風の高画質で画像生成して。

意外な動物の擬人化例と応用アイデア

犬や猫以外のペットの擬人化も可能です。鳥類の擬人化では色彩の表現が鍵となり、羽の色が服の色やアクセサリーとして表現されることが多いようです。

小動物では、ハムスターやウサギの擬人化も試されており、小動物特有の丸みを帯びた特徴や愛らしさが、子どものような人物や愛らしい表情の大人として表現されています。特にハムスターのような小さく丸い動物は、頬がふっくらとした愛らしい人物像になりやすいという特徴があります。

これらの例から応用できるアイデアとしては、以下のようなものが考えられます。

爬虫類（トカゲやカメなど）の擬人化では、その独特の質感や動きの緩慢さを人間の特徴として表現できます。例えばカメは年配の賢者のような雰囲気、トカゲはクールでスタイリッシュな人物として表現するプロンプトが効果的でしょう。

観賞魚（金魚や熱帯魚）の場合は、鮮やかな色彩や水中での優雅な動きを活かした擬人化が可能です。エキゾチックペット（フェレットやハリネズミなど）では、その珍しさや独特の動きを人間の個性として表現することで、非常にユニークな擬人化画像が期待できます。

どのような動物であっても、その動物の最も特徴的な要素（色、形、動き、習性など）を人間の特徴に置き換えるよう明確に指示することで、驚くほど魅力的な擬人化画像が作れるでしょう。

ペット擬人化をChatGPTで試す際の無料版と有料版の違い

ChatGPTの画像生成機能は2025年4月からは無料版でも利用できるようになり、誰でもペット擬人化を試せるようになりました。ここでは無料版と有料版の違いを解説し、それぞれのメリットを紹介します。

無料版でできることとその制限

無料版でも最新のGPT-4oベースの高品質な画像生成エンジンが使用できるため、クオリティ自体は有料版と変わりません。

しかし無料版には以下のような制限があります。

・生成回数の制限：1日あたり約3回程度しか利用できません
・混雑時の待ち時間：利用者が多い時間帯は処理に時間がかかることがあります
・連続利用の制限：短時間に何度も使用すると一時的に利用できなくなる場合があります

無料版で効率的に使うコツは、事前に写真とプロンプトをしっかり準備しておくことです。限られた回数を無駄にしないよう、最適な写真を選び、プロンプトも十分に検討してから実行しましょう。また、閑散時間帯（深夜や早朝）に使用すると、比較的スムーズに処理されることが多いです。

有料版（ChatGPT Plus）のメリットと投資価値

より本格的にペット擬人化を楽しみたい方には、ChatGPT Plus（月額20ドル、約3,000円）への加入がおすすめです。有料版には以下のようなメリットがあります。

・制限なしの画像生成：実質的に回数制限なく、何度でも画像生成できます
・優先処理：混雑時でも待ち時間が短く、すぐに結果が得られます
・常時アクセス：サーバー負荷が高い時間帯でも安定して利用できます
・新機能の先行利用：新しい画像生成機能などが優先的に利用可能になります

月額3,000円の価値があるかどうかは、使用頻度と目的によって変わってきます。例えば、複数のペットを持っている方、様々なバリエーションを試したい方、SNSで定期的に投稿したい方などは、有料版の方が満足度は高いでしょう。また、擬人化だけでなく、文章生成やその他のAI機能も頻繁に使う方には、十分に元が取れる投資となります。

一方、単に試しに数回使ってみたいだけの方や、たまにしか使わない方は、無料版でも十分楽しめるでしょう。

まとめ：ペット擬人化をChatGPTで楽しもう！

ChatGPTの画像生成機能を使ったペットの擬人化は、ペットとの関係をより豊かにする新しい楽しみ方です。この記事では、基本的な手順から高度なテクニック、実例紹介、無料版と有料版の違いまで詳しく解説しました。擬人化は単なる遊びではなく、ペットの個性を新たな視点で発見したり、思い出を形に残したりする素晴らしい方法です。写真選びから効果的なプロンプト設計、生成後の活用まで、ぜひこの記事を参考に、あなたも愛するペットを擬人化してみてください。きっと予想を超える驚きと喜びが待っているでしょう。最高の一枚を作り出して、ペットとの絆をさらに深めていただければ幸いです。