品質スコアの上げ方6選|品質スコアのよくある致命的な誤解も解説
この記事でわかること
- 品質スコアの仕組み
- 品質スコアを上げる方法
- 実は品質スコアの改善にこだわりすぎてはいけない理由
リスティング広告で品質スコアを上げたいが、やり方が分からずに悩む方は少なくないと思います。
そんな方に向けて、品質スコアの仕組みや上げ方を当記事にまとめました。
ただし、品質スコアを上げるのに注力しすぎるのは注意が必要です。その理由も、初心者の方が理解できるようにかみ砕きながら丁寧にご説明します。
是非最後までご覧ください。
そもそも品質スコアとは|改善するために必要な仕組みの理解
品質スコアは、Googleのリスティング広告で他の広告主と比較した際の広告の品質を大まかに評価した結果です。このスコアは、広告のクリック率(CTR)、キーワードと広告の関連性、そしてランディングページの質という3つの要素に基づいて、10段階(1〜10)で算出されます。
品質スコアの仕組みは『品質スコアとは?改善に注力すべき指標ではない理由を徹底解説!』の記事で詳しく解説しております。
『品質スコアについて – Google 広告 ヘルプ』も合わせてご確認ください
品質スコアを上げる方法6選
ここでは品質スコアを上げる方法6選を具体的に解説します。
1.キーワードを見直す
自社のサービスや商品がどんなターゲットにニーズがあるかを考え、ユーザーがニーズを持って検索する語句をキーワード設定し、出稿するのが大事です。
キーワード選定の具体的な方法は『【決定版】リスティング広告で成果を出すキーワード選定|簡単6ステップでわかりやすく解説』で詳しく解説しております。
2.広告文にキーワードを含める
キーワードを広告文に適切に入れることで、広告の関連性を高められます。
キーワードと広告文が一致することで、ユーザーの検索意図にマッチするため、CTRが改善します。
3.広告文を魅力的にする
広告文を魅力的にすることで、広告のCTRが改善します。魅力的な広告文の作成にあたり、自社独自の強みを訴求したり、広告の比較検証(ABテスト)が大事です。
魅力的な広告文の作成方法については『リスティング広告のクリック率を上げる広告文のコツ11選|NG例とOK例で徹底解説!』の記事で詳しく解説しております。
4.LPのコンテンツを改善する
ユーザーが求める情報を提供するために、ランディングページ(LP)のコンテンツを改善します。
キーワードや広告文の訴求とランディングページの内容が一貫するように、ユーザビリティが高めることが大事です。広告のCVRを参考にしながら改善しましょう。
成果の出るランディングページの作り方や改善方法は『LPがリスティング広告の成果を決める理由と良いLPの作り方を解説!』の記事で詳しく解説しております。
5.モバイルフレンドリーにする
スマホからサイトを見た際にみやすいような構成や内容にすることは、ランディングページの利便性を高める上で重要です。モバイルフレンドリーの確認はサーチコンソールやPageSpeed Insightsで行うのがおすすめです。
具体的な手順は『モバイルフレンドリーテストの終了 – 今後の確認方法』をご覧ください。
6.LPの表示スピードを早くする
ユーザー体験を損なわないように、ランディングページの読み込み速度を最適化します。表示スピードが速いランディングページは、離脱率を下げ、コンバージョン率を高めることに貢献します。
ページの読み込みスピードはPageSpeed InsightsでURLを入力すると確認できます。下図の通り「合格」が表示されていれば問題なしです。
【要注意】実は品質スコアにこだわりすぎてはいけない
品質スコアの仕組みや上げ方を解説してきましたが、実は品質スコアを上げることに注力しすぎるのは良くないです。運用者は「広告の品質」を高めるべきです。
リスティング広告のプロである広告代理店ですら、品質スコアと広告の品質の違いや、成果への影響を間違えている方が多いので、丁寧に解説します。
広告の成果に直接影響するのは広告ランク
広告の成果を左右する掲載順位は「広告ランク」によって決まります。
広告ランクは、広告の品質と入札単価を掛け合わせたものとして算出されます。
広告の品質は、Googleのリスティング広告がユーザーに提供する価値の度合いを指します。
これは、広告がユーザーの検索クエリや意図にどれだけマッチしているか、提供されるランディングページの体験がどれだけ質が高いか、そして広告自体がどれだけ関連性があるかによって決定されます。
広告ランクの仕組みは『広告ランクを上げる方法を現役運用者が徹底解説!上位表示の秘訣5つ』の記事で詳しく解説しております。
また、広告ランクと品質スコアの違いや関係性については『広告ランクと品質スコアの違い、関係性を解説|改善方法とよくある勘違い』の記事をご覧ください。
下記公式ページも合わせてご確認ください。
・広告ランクについて – Google 広告 ヘルプ
・広告の品質について – Google 広告 ヘルプ
・上限クリック単価 – Google 広告 ヘルプ
品質スコアと広告の品質の違い
一方で品質スコアで評価される項目は、広告の品質の一部の要素にすぎないので、言葉上は似ておりますが、似て非なるものになります。広告の掲載順位には品質スコアは直接影響しません。
品質スコアは、配信キーワードに対して「完全一致」の検索語句で検索された場合の評価になります。そのため、ユーザーが検索する語句がキーワードと少しでも異なれば、そのキーワードの品質スコアの評価に含まれません。
品質スコアに注力しすぎると広告の成果が落ちうる
品質スコアを上げようと躍起になると、時にユーザーの真のニーズや問題解決を二の次にしてしまうことがあります。
品質スコアの改善に注力するあまり、実際にユーザーが求めている情報から逸脱したコンテンツを作成してしまうのもよくあるケースです。極端な例でいうとランディングページの利便性を高めるために、ページスピードを上げようとユーザーのニーズに適した動画コンテンツを削除してしまうといった対応が考えられます。マーケティングの核心は、ユーザーの期待に応えることにあり、品質スコアはあくまでも一つの指標に過ぎないことを認識することが重要です。
高い品質の広告配信の結果として品質スコアを上げよう
ユーザーのニーズを満たす広告を作ることで、広告の品質を高めた結果、品質スコアが上がっているというのがあるべき姿です。
広告の品質の改善に注力して、リスティング広告の成果を最大化しましょう。
まとめ
品質スコアの上げ方や注意点について解説しました。品質スコアは広告の品質の一部分であり、あくまでも1つの参考値であることを認識しましょう。
品質スコアを上げることに注力しすぎず、リスティング広告の効果を最大化するために広告の品質を高めましょう。
リスティング広告の運用にお困りではないですか?
株式会社アドカルはリスティング広告の運用やLPの制作に強みを持ったマーケティング支援企業です。
貴社のマーケティングパートナーとして、少数精鋭で担当させていただきます。
・リスティング広告を出稿してみたい
・自社で運用しているが、効果が出ないので代理店を探している
・効果の出るLPを制作したい
上記のようなお悩みをお持ちでしたら是非私たちにご相談ください。株式会社アドカルは貴社のリスティング広告の成果を最大化するために「消費者理解の徹底」と「戦略立案」を大事にしております。詳しくは下記のリスティング広告に関するサービスページをご覧ください。
貴社に最適なプランをご提案させていただきます。
品質スコアの上げ方に関するよくある質問
Q.品質スコアとは何でしょうか。
A.品質スコアは、Googleのリスティング広告で他の広告主と比較した際の広告の品質を大まかに評価した結果です。広告のクリック率(CTR)、キーワードと広告の関連性、そしてランディングページの質という3つの要素に基づいて、10段階(1〜10)で算出されます。
Q.品質スコアの上げ方を教えてください
A.キーワードの精査やランディングページの改善が必要です。詳しくは『品質スコアを上げる方法6選」をご覧ください。
Q.品質スコアと広告の品質の違いを教えてください
A.品質スコアで評価される項目は、広告の品質の一部の要素であり、広告の掲載順位には品質スコアは直接影響しません。品質スコアは、配信キーワードに対して「完全一致」の検索語句で検索された場合の評価になります。