クリニック・病院のSEO対策まとめ【集患UP】|他院に勝つ施策
この記事でわかること
- SEO対策とはどのような施策なのか
- クリニックや病院の売上拡大につながるSEO対策
- クリニックや病院におけるSEO対策のポイント
クリニックや病院の集客にはSEO対策が効果的です。
本記事では、クリニック・病院の売上拡大につながるSEO対策の方法をご紹介いたします。
この記事を読んでいただければクリニック・病院で実施すべきSEO対策の方法が分かり、売上拡大に繋げることができると考えております。最後までご覧ください。
リスティング広告の配信だけでは無く、SEO対策も行うメリット
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で検索エンジンの最適化を意味します。
自社のWebサイトをGoogle等の検索エンジンで検索した際に上位表示されるようにして、検索からのサイト流入を狙う施策です。
ユーザーが検索する悩みやクリニック・病院関連のキーワードに対して自分のサイトが上位に表示され、その内容がユーザーの悩みを解決しニーズに合致する内容であれば、
広告費をかけずともWebからの集客拡大・予約獲得につながることが可能です。
「既にリスティング広告を配信しているから大丈夫」と思っているクリニック・病院の方でも、リスティング広告の配信とSEO対策を並走させることで、
・検索からの流入と広告からの流入で新規ユーザーの流入経路が増える
・検索画面で抑えられる枠が増えるので、CTRが向上する
というメリットがあるので集客拡大や売上拡大のためにSEO対策は必須になります。
リスティング広告とSEO対策の違いについて理解を深めたい方はこちらの記事をご確認ください。
・リスティング広告とSEOの違いや使い分け・相乗効果を徹底解説
クリニック・病院のSEO対策は3種類
ここでは、SEO対策の手法となる下記の3つの方法について解説します。
・内部対策
・外部対策
・コンテンツSEO
ご参考になれば幸いです。
内部対策
内部対策とは、Googleなどの検索エンジンに自分のサイトを正しく認識・評価してもらい上位に表示されるようにサイトを改善していく施策になります。
次にクローラーが収集したサイトやサイトの評価が、検索エンジン内のデータベースに保存されて、そのデータをもとに検索キーワードとサイトコンテンツの関連性や評価の高い順に検索順位が決まります。
そのため、内部SEOは次の2点を目的として実行します。
・自分のサイトへのクローラーの巡回を促す
・サイトのコンテンツ内容をクローラーに正しく伝えて、評価してもらう
内部対策が適切に実施されていない場合、ユーザーの視覚上は素敵なデザインのサイトであったとしても、クローラーによる情報収集や評価がされず、クリニック・病院関連のキーワードでサイトを上位表示させるのが難しくなります。
そのため、内部対策の適切な実施が重要になります。
外部対策
外部対策とは、外部のサイトから自分のサイトへのリンクやSNS上での言及を獲得するために行う施策になります。
高い質のサイトコンテンツを作成すれば、外部リンクの獲得やSNSで言及される可能性が高まります。
GoogleではWebサイトの外部からのリンク数やSNSでの言及数を評価基準の1つとして扱っています。
そのため、外部対策は狙っているキーワードで上位に表示されるための重要な施策になります。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、記事コンテンツを増やしたり、内容の質を高めたりすることにより、検索エンジンからの評価アップや検索流入から記事を読んだユーザーの獲得を図る施策です。
見込み患者となり得るユーザーが検索するキーワードに対して、その検索意図に沿った記事コンテンツの作成を行います。
例を出すと「頭痛 原因」と検索するユーザーが抱えている悩みを解決するような、頭痛の原因や治す方法が記載された記事コンテンツを用意することで、患者の集客につながります。
コンテンツSEO対策も、検索結果への上位表示を狙う上で重要な施策になります。
クリニック・病院のSEO対策のポイント6つ
ここではクリニック・病院のSEO対策のポイントを6つ紹介します。
・ターゲットならびにニーズの明確化
・対策すべきキーワードを選定する
・ユーザーの検索意図を踏まえた記事を制作する
・競合のクリニックや病院のサイトを分析する
・E-E-A-Tの担保
・医療広告ガイドラインの知識
是非最後までご覧ください。
ターゲットならびにニーズの明確化
SEO施策を実施する前に、どういった患者様に来院してもらいたいのか明確にすることが重要です。
まずは、すでに自院に来ている患者様のデータをもとに、客層を把握しましょう。
そのデータを踏まえた上で、自院の強みや専門領域を加味しつつ、患者様のニーズや行動を想定しながら狙うべきターゲットを定めます。
「自院に来院する可能性がある人はどのエリアに住んでいるのか」
「自院に来院する可能性がある人にはどんなニーズがあるのか」
「自院に来院する可能性がある人はどのような行動をとるのか」
を明確にすることで、より効果的なSEO施策を実施することが可能になります。
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・【マーケ担当者必見】Web集客で最も大事なのは「ターゲット設定」である
対策すべきキーワードを選定する
ターゲットが明確になったら、対策すべきキーワードについて考えます。
クリニック・病院においては主に下記の3種類のキーワードが考えられます。
・地域関連キーワード
・疾患名関連キーワード
・悩み関連キーワード
地域関連キーワード
「大宮 耳鼻科」「横浜 婦人科」など、地域名や駅名関連のキーワードで検索するユーザーは特に多いです。自分が住んでいる、あるいは現在自分が居る場所に近いエリアのクリニック・病院を探しているケースが多いためです。
見込み患者に来院してもらえるように、こういった地域関連キーワードでもしっかりと対策をしていきましょう。
ただ、地域関連のキーワードは、競合のクリニック・病院も対策しており、上位表示をさせるハードルが高いため、「大宮 耳鼻科 手術」など検索数のボリュームは低下しますが、競合性も低くなるキーワードから対策することが重要です。
また、地域関連のキーワードで検索するユーザーは「自分の住んでいる場所や駅から行きやすいか」といったニーズがあるので、ホームページの最初に目の付く場所にエリア情報や駅から徒歩〇分などの情報を入れることも必須です。
疾患名関連キーワード
「頭痛 治療法」「大宮 緑内障」「脊椎手術 大宮」等の疾患名や施術名関連のキーワードでの対策も必須です。
クリニック・病院で対応可能な疾患についての詳細や要因、施術方法などを詳細に説明するコンテンツ記事の作成を行い、対策しましょう。
また、疾患名に関しては「精神病」など大きなカテゴリ名ではなく、「アルコール依存症」「うつ病」など細かく設定することが重要です。
前述の地域関連キーワードと合わせて、エリア×疾患で上位表示を目指すことも可能になります。
悩み関連キーワード
地域関連キーワードや疾患名関連キーワードに比べると、潜在層(ニーズが顕在化していない層)寄りにはなりますが、悩み関連キーワードでの対策も重要です。
例えば、「頭痛 原因」や「肌荒れ 食べ物」などのキーワードになります。
悩み関連キーワードでもしっかりと対応したコンテンツを用意してユーザーの流入を図ることで、態度変容を促し、集患に繋げることが可能になります。
キーワードの選定方法については、下記の記事でより詳しく解説しております。
・中小企業のSEO対策|キーワード選定の方法を解説【図解付き】
ユーザーの検索意図を踏まえた記事を制作する
狙うべきキーワードが選定できたら、実際に記事を制作していきます。
キーワードを検索したユーザーの意図や背景をくみ取りながら、ニーズに沿ったコンテンツ記事を作成します。
例えば「頭痛 原因」であれば、頭痛の原因や種類、自院で実施可能な検査などを記事の内容に盛り込みましょう。
記事のタイトルの付け方については、下記の記事でより詳しく解説しております。
・中小企業のSEO対策|成果を出すタイトルの付け方【事例付き】
競合のクリニックや病院のサイトを分析する
自院のサイトを上位表示させる上で、競合のサイトの分析も重要です。
特にすでに上位表示されているサイトは、SEO対策が十分に行われている可能性が高いので、非常に参考になります。 狙うべきキーワードで表示されている競合のサイトの内容を参考にしつつ、差別化できるポイントを洗い出し、SEO対策を行っていきましょう。
E-E-A-Tの担保
E-E-A-Tとは、質の高いWebサイトを評価するにあたり、Googleが独自に定めた基準のことで、「経験(Experience)」「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「 信頼性(Trustworthiness)」の頭文字になります。
特にクリニック・病院が含まれる医療分野ではE-E-A-Tが重視されます。
ユーザーの健康に関する情報を取り扱う医療分野のWebサイトでは、適切な医学的専門知識を有する人物や組織によって書かれた内容の方がよりE-E-A-Tが担保されます。
E-E-A-Tを担保する具体的な施策としては。
・記事の内容の根拠となる論文等のソースを記載。
・クリニックの医師の実績や経歴を記載する
等があります。
医療広告ガイドラインの知識
さらにコンテンツ作成の際には「医療広告ガイドライン」を守る必要があります。
「医療広告ガイドライン」とは2018年6月1日に医療法の改正により厚生労働省が施行した医療機関が広告を出稿する際の規制を示したガイドラインで、クリニック・病院も遵守する必要があります。
※厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html
ガイドラインに万が一違反してしまうと、懲役や罰金、Googleからのペナルティを受ける可能性もあるので、必ず守るようにしましょう。
クリニック・病院のMEO対策のポイント7つ
SEO対策に加えて、MEO対策もクリニック・病院では実施が必須になります。
MEOとは「Map Engine Optimization」の略でマップ検索エンジンの最適化を意味します。主にGoogleマップでの検索結果で上位表示されるようにすることで、来院促進を図る施策になります。
Googleで「●●(特定の地域名) 眼科」等のキーワードで検索していただくとわかりますが、まだ多くのクリニック・病院では基本の情報や口コミ表示のみとなっており、最適化がされていない状況です。
競合が多くないうちにMEO対策をしっかりと行い、上位表示を狙いましょう。
ここではクリニック・病院のMEO対策のポイントを7つ紹介します。
・Googleビジネスプロフィールへの登録
・自院の名前、カテゴリを登録
・自院が存在する拠点の登録
・営業日や営業時間の登録
・電話番号の登録
・自院サイトの登録
・自院の外観や内観の写真登録
Google ビジネスプロフィールへの登録
Googleビジネスプロフィールとは、Googleの検索結果やGoogleマップ上に表示される店舗や施設の情報を無料で登録できるサービスです。
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
最初にこちらへの登録が必須になります。
自院の名前、カテゴリを登録
正式なクリニック・病院の名前を登録する必要があり、他キーワードの追加は許容されておりません。
Googleにペナルティを受ける可能性もあるので、実際のビジネス名を登録しましょう。
自院が存在する拠点の登録
自院がある場所を正確に登録しましょう。患者様が自院にアクセスしやすい正確な場所にピンを配置することが必須です。
営業日や営業時間の登録
患者様は検索結果に表示された営業日や営業時間をみて、来院します。正確な営業日や営業時間を登録することが必須です。
また、診療時間が午前と午後に分けられている、曜日によって異なる場合は細かく営業時間を登録する必要があります。
年末年始の休業等の通常以外の営業状況も登録可能なので、可能な限り登録しておくことが集患につながります。
電話番号の登録
自院の問い合わせ先電話番号を登録することで、Googleビジネスプロフィールの評価の向上につながります。また、患者様も電話をかけやすくなるので、集患におすすめです。
自院サイトの登録
自院のサイトも登録することによって、より詳細な情報を確認したい患者様の集患を見込むことが可能になります。
自院の外観や内観の写真登録
患者様はクリニック・病院を検討される際に、外観や施設内の雰囲気も考慮します。
写真を頼りに検討を行うので、どのような写真を登録するかという点も非常に重要になります。
写真サイズや形式の規定を守りつつ、患者様にとって見やすく、かつ雰囲気が伝えられる外観や施設内の写真を登録しましょう。
まとめ
クリニック・病院のSEO対策では事前のリサーチやターゲット設定、キーワード選定、ニーズに沿ったコンテンツ記事作成が肝になります。また、MEO対策も合わせて行うことが必須です。
SEO対策は短期では効果の出にくい施策ではありますが、長期間の施策継続の結果、検索で上位表示された場合に広告費をかけずに集客をすることが可能になります。
株式会社アドカルは主にSEO対策を施した公式サイト制作やWeb広告での集客に強みを持ったマーケティング支援企業です。
貴社のマーケティングパートナーとして、少数精鋭で担当させていただくので、
「リスティング広告で一定集客はできているが、サイトが検索結果に上位表示されていない」
「自院サイトを上位表示させて検索からの流入を増やし、広告費を抑えたい」
「外注先のレスポンスが遅い、積極的な提案が無い」
とお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください。貴社のご相談内容に合わせて、Web集客施策のご提案をさせていただきます。
クリニック・病院のWeb集客にお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。