【Google 広告】広告アセットとは？全14種類の設定方法やメリットを解説

広告アセットの使い方や設定方法が分からずに悩む方は少なくないと思います。

広告アセットは広告見出し、説明文、電話番号、住所、その他のビジネス情報など、広告を構成するコンテンツのことです。リスティング広告の成果を最大化する上で重要な要素です。ユーザーのニーズをとらえて、適切な広告アセットを設定し、広告を配信する必要があります。

当記事は広告アセットのメリットや種類、特徴、設定方法について初心者の方でも分かるように詳しく解説します。是非最後までご覧ください。

リスティング広告の基本や仕組みは『リスティング広告とは｜仕組み・運用・成功の秘訣を初心者向けに解説』の記事をご確認ください。

広告アセットとは？

広告アセットとは、リスティング広告の見出しや説明文とそれに加えて追加の情報を表示させる機能です。テキストや画像、URL、電話番号、価格などを表示することが可能です。

様々な広告アセットを追加することで、見出しや説明文とは異なる情報を掲載できたり、広告のリンク先とは異なるURLを設定して、別ページに遷移させたりできます。

広告アセットの追加は無料で実施できますが、クリック課金制のため、見出しや説明文以外のアセットもクリックされると費用が発生します。

『アセットについて – Google 広告 ヘルプ』も合わせてご確認ください。

広告アセットが広告効果に及ぼすメリット2点

広告アセットを網羅的に設定すると、広告文のみでは伝えきれない自社サービスの特徴や強みを訴求することができます。

広告アセットが広告効果に与えるメリットについて詳しく解説します。

1.クリック率やコンバージョン率の向上

広告アセットを網羅的に設定すると、視認性が良くなるのでクリック率が向上します。

また、見出しや説明文では伝えきれない訴求や別のリンク先URLに遷移させることも可能なので、コンバージョン率の向上も見込めます。

2.広告ランクの向上

広告ランクとは、Google広告の入札オークションにおいて、広告の表示順位を決定する指標です。広告ランクは、広告の品質と上限クリック単価（入札単価）、広告アセットなどによって決まります。

広告ランクを高めるには、主に広告の品質と上限クリック単価（入札単価）が重要ですが、広告アセットを網羅的に設定することも広告ランク向上につながります。

広告ランクが上がると、入札単価が低くても上位掲載できる可能性が高まり、広告の費用対効果が高まるので広告アセットは必ず設定しましょう。

広告ランクについては『広告ランクを上げる方法を現役運用者が徹底解説！上位表示の秘訣5つ』の記事で詳しく解説しております。

下記公式ページも合わせてご確認ください。
・広告ランクについて – Google 広告 ヘルプ
・広告の品質について – Google 広告 ヘルプ
・上限クリック単価 – Google 広告 ヘルプ

広告アセットの14種類と特徴

ここでは広告アセットの全種類とそれぞれの特徴について解説します。

1.見出し

見出しはリスティング広告の構成要素で最も目立ち、効果に大きな影響を与える要素です。

文字数と掲載条件

設定項目	詳細
テキスト（必須）	半角30文字以内（全角15文字以内）
設定上限数	15個
最低設定数	3個

2.説明文

説明文は見出しの直下に表示されます。見出しとは異なる訴求や見出しで訴求しきれなかった内容を説明文で捕捉するのがおすすめです。

文字数と掲載条件

設定項目	詳細
テキスト（必須）	半角30文字以内（全角15文字以内）
設定上限数	15個
最低設定数	3個

『レスポンシブ検索広告とは？効果的な設定方法を解説【画像付き】』の記事でも詳しく解説しておりますので、合わせてご確認ください。

3.ビジネスの名前

ビジネスの名前は上図の配信イメージの赤枠部分に表示されます。自社の会社名を入力しましょう。

文字数と掲載条件

設定項目	詳細
テキスト（必須）	半角25文字以内

ビジネスの名前は、以下の条件を満たしている必要があります。

・広告のドメイン名、または広告主様の適格性確認のプロセスで提出された正式名と完全に一致すること

参照：ビジネス情報の要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

4.会社のロゴ

会社のロゴは自社ロゴを登録しましょう。プレビューの赤枠内に表示されます。

プロモーション対象のビジネスとマッチしていて、ドメイン名と同じものを使用する必要があります。

文字数と掲載条件

設定詳細	詳細
アスペクト比	正方形（1×1）
画像の解像度	1,200×1,200（推奨）、128×128（最小）
ファイル形式	PNG、JPG / 最大ファイルサイズ: 5,120 KB

会社のロゴは、以下の条件を満たしている必要があります。

・宣伝対象のビジネスとマッチし、ドメイン名ごとに同じものを使用すること
・ライトモードとダークモードの両方に対応していること
・推奨される画像のセーフエリア: 重要なコンテンツを画像の中央から 80% の範囲に配置してください。
・ロゴは、デフォルトでは円形で表示されます。ビジネスのロゴが円形で表示されると、一部が欠損するなど、ロゴの質が低下することがあります。高品質なロゴが配信されるように、必ず上述のロゴに関する規定に準拠してください。
・動的なビジネスのロゴは、円形ではなく正方形で配信されたり、灰色の背景で配信されたりすることがあります。円形で配信されるようにするには、独自のロゴをアップロードすることをおすすめします。

参照：ビジネス情報の要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

5.サイトリンクアセット

サイトリンクアセットは広告のリンク先とは別のURLをリンク先として設定・表示できる機能です。

1つの広告で様々なリンク先をテキストともに訴求できるので、ユーザーのクリック率の向上が見込めます。また、個別の商品ページや問い合わせページを登録し、コンバージョンを直接狙った導線を設計することも可能です。

また、サイトリンクアセットは配信期間や時間帯も柔軟に指定することが可能です。

文字数と掲載条件

設定項目	詳細
サイトリンクのテキスト（必須）	半角25 文字以内 （全角12 文字以内）
説明文1	半角35文字以内 （全角17 文字以内）
説明文2	半角35文字以内 （全角17 文字以内）
最終ページURL	1つのサイトリンクのテキスト・説明文のセットに対して1個
最低設定個数	PCの場合は最低2個 スマホ・タブレットの場合は最低1個
最高表示個数	PCの場合は6個 スマホ・タブレットの場合は8個
設定上限数	20個

サイトリンクアセットは、以下の条件を満たしている必要があります。

・複数のサイトリンクで、同じリンクテキストを使用していない
・同じキャンペーンや広告グループ内で、複数のサイトリンクのリンク先として同一のURLを使用していない（パラメータは区別）
・サイトリンクのリンク先で設定したURLが、広告をクリックした際に遷移するページと同じドメインである
・ユーザーの目を引くことだけを目的とした、不必要な句読点や記号を使っていない
・広告との関連性が明確
・商標権を侵害していない

参照：サイトリンク アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

サイトリンクアセットについては『サイトリンクアセットの設定方法や入稿規定、表示されない理由を解説』の記事も合わせてご覧ください。

サイトリンクアセットを使うべきサービス

プロモーション対象となる商品・サービスに関するページが複数ある場合や、コンバージョンを直接狙えるようなページ（例えば問い合わせページなど）がある場合は、サイトリンクアセットを設定しましょう。

6.コールアウトアセット

コールアウトアセットは、広告文の下に商品やサービスの特徴など、テキスト情報を表示できる機能です。

「送料無料」「即日発送」など、ユーザーにとって利益になることを訴求可能です。

コールアウトアセットの表示期間や時間帯の指定も柔軟に設定可能です。

文字数と掲載条件

設定詳細	詳細
文字数	半角25 文字以内 （全角12 文字以内）
最大表示数	10個
最低設定個数	2個
設定上限数	20個

コールアウトアセットは、以下の条件を満たしている必要があります。

・ユーザーの目を引くことだけを目的として、不必要な句読点や記号が使用されていない
・単語や語句を過剰に繰り返していない
・商標権を侵害していない

参照：コールアウト アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

コールアウトアセットを使うべきサービス

すべての広告主が設定すべき広告アセットです。上限数の20個まで登録しましょう。

『コールアウトアセットとは？他社と差をつける効果的な使い方を解説！』で詳しい活用方法を解説しております。

7.構造化スニペットアセット

構造化スニペットアセットは、コールアウト同様に広告文の下に追加情報を訴求できる機能です。

「ヘッダー」と呼ばれるGoogle広告で設定されている既存のカテゴリーの中から最適なものを選ぶ必要があるため、やや自由度はコールアウトセットと比べると下がります。

ヘッダーで選択できる項目は下記の通りです。

・おすすめのホテル
・コース
・サービス
・スタイル
・タイプ
・ブランド
・モデル
・学位プログラム
・周辺地域
・設備
・到着地
・番組
・保険の保障

※参照：構造化スニペット アセットについて – Google 広告 ヘルプ

文字数と掲載条件

設定詳細	詳細
文字数	値：半角25 文字以内（全角12 文字以内） ヘッダー1個につき、最低3個以上、最大10個まで設定可能
最大表示数	PC：ヘッダー最大2個 モバイル、タブレット：ヘッダー最大1個
最低設定数	ヘッダー：1個 リスト：3個
設定上限数	10個

構造化スニペットアセットは、以下の条件を満たしている必要があります。

・ユーザーの目を引くことだけを目的とした、不必要な句読点や記号がない
・同じヘッダーや複数のヘッダー内で、同じ内容のスニペットを重複して使用していない
・1つの値に、カンマで区切ったリストや関連する2つの項目を入力していない
・スニペットの内容に「セール」「送料無料」などの宣伝を含めていない
・ヘッダーと値の内容に関連がある
・同じ単語や語句を過剰に繰り返していない
・商標権を侵害していない

※参照：構造化スニペットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

構造化スニペットアセットを使うべきサービス

自社のビジネスにあったヘッダーがあれば、どの広告主も設定すべき広告アセットです。

『構造化スニペットアセット入門｜他社と差をつける4つのポイント』で詳しい活用方法を解説しております。

8.価格アセット

価格アセットを設定すると広告文の下にサービス名や価格、説明文を表示できます。

価格アセットはリンク先URLも設定できるので、該当の商品ページに遷移させることで、商品購入までの導線を短縮してコンバージョンにつなげることができるメリットがあります。

文字数と掲載条件

設定詳細	詳細
文字数	半角25 文字以内（全角12 文字以内）
最大表示数	デバイスにより異なる
最低設定数	3個
設定上限数	8個

価格アセットは、以下の条件を満たしている必要があります。

・ヘッダーや説明文に価格情報を含めていない
・ヘッダーや説明文に「セール」や「送料無料」などのプロモーションテキストを含めていない
・価格アセットのリンク先URLが、広告をクリックした際に遷移するページと同じドメインである
・設定した商品はサービスと関連性がある
・ヘッダーや説明と一致する内容が広告のリンク先にわかりやすく掲載されている
・商標を侵害していない

※参照：価格アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

その他要件については「価格アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ」をご確認ください。

価格アセットを使うべきサービス

最低3個以上を登録しなければならないので、サービスが3つ以上ある場合は必ず登録しましょう。

『【Google広告】価格アセットの文字数や設定方法を解説｜0円でも登録可』で詳しい活用方法を解説しております。

9.画像アセット

※引用：画像表示オプションで魅力的な検索広告を配信する – Google 広告 ヘルプ

画像アセットはリスティング広告に画像を表示できる機能です。以前はスマホ面にしか出せない仕様でしたが、現在はPC面・スマホ面どちらにも配信されます。

画像で視認性を高めることができ、インパクトもあるのでクリック率の向上が見込めます。

掲載条件

設定詳細	詳細
アスペクト比	必須：スクエア（1×1） 任意：横向き（1.91×1）
ファイル形式	PNG、JPG、静止GIF
最小ピクセル数	スクエア：300×300 横向き：600×314
推奨ピクセル数	スクエア：1,200×1,200 横向き：1,200×628
最大ファイルサイズ	5,120KB

画像アセットは、以下の条件を満たしている必要があります。

・テキストまたはグラフィックのオーバーレイを含む画像にしていない
・空白が多すぎない
・複数の画像をコラージュしていない
・ぼやけた画像や不鮮明な画像ではない
・変形やゆがみにより乱れた画像ではない
・主題を判別するのが難しい切り抜き方をされていない
・性的な表現を含まない

※参照：画像アセットのフォーマットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

また、下記のポリシーも遵守する必要があります。

・アカウントの開設から 60 日以上が経過している。
・アカウントでこれまでポリシーに準拠してきた実績がある。
・アカウントに有効なキャンペーンがある。
・アカウントに運用中のテキスト広告があり、検索キャンペーンで過去 28 日以上にわたって費用が発生している。
・アカウントのカテゴリまたはサブカテゴリが対象である。一部のデリケートなカテゴリまたはサブカテゴリ（例: 性的なコンテンツやギャンブル）は、画像アセットとして使用することはできません。

※参照：画像アセットのフォーマットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

画像アセットを利用する際には、要件とポリシーを確認した上でクリエイティブを作成しましょう。

画像アセットを使うべきサービス

ポリシーを満たしている広告主は、必ず画像アセットを設定しましょう。

画像アセットについては『Google広告の画像アセット（画像表示オプション）のサイズや枚数の規定、設定方法を解説』の記事で詳しく解説しております。

10.電話番号アセット

電話番号アセットは、リスティング広告に電話番号を表示できる機能です。
スマホの場合、電話番号をタップすると発信が可能です。

水道工事や鍵交換など、緊急性が高いサービスと相性が良いです。また、電話の方が連絡が取りやすい年齢層のユーザーが多いサービスも相性が良いです。

電話番号アセットはクリック課金制のため、タップされると広告費用が発生します。

掲載条件

電話番号アセットは、以下の条件を満たしている必要があります。

・フリーダイヤル、一般電話、携帯電話、通話料分担課金、特別有料電話のいずれかである
・使用している電話番号
・バニティ ナンバー、プレミアム ナンバー、FAX 番号ではない

※参照：
電話番号アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ
電話番号アセットについて – Google 広告 ヘルプ

実際に使われている番号かGoogle側で確認されてから表示されます。

電話番号アセットは表示時間を指定できるので、無駄な費用を発生させないために営業時間外は非表示にしましょう。

詳しい活用方法については『電話番号アセットで得られる6つのメリット｜設定方法も解説【Google広告】』の記事をご覧ください。

11.プロモーションアセット

プロモーションアセットは、広告文の下にセールや割引などの情報を表示できる機能です。

ECサイトなど、セールやキャンペーンをよく行うビジネスに向いています。価格アセットでは説明文にセール情報を掲載できませんが、プロモーション表示アセットは訴求が可能です。

下記は日本語の場合に、設定できるカテゴリー（年中行事）の一覧です。

行事	開始日	終了日
新年	12 月 1 日	2 月 28 日
年末	12 月 15 日	1 月 15 日
エピファニー	12 月 15 日	1 月 31 日
旧正月	1 月 15 日	3 月 1 日
バレンタイン デー	1 月 15 日	2 月 28 日
カーニバル	2 月 1 日	3 月 31 日
ホーリー祭	2 月 1 日	3 月 31 日
女性デー	2 月 15 日	3 月 31 日
過ぎ越しの祭り	2 月 15 日	5 月 1 日
イースター	3 月 1 日	4 月 30 日
父母の日	4 月 15 日	8 月 1 日
ローシュ ハッシャーナー	8 月 15 日	11 月 1 日
ディワリ祭	9 月 1 日	12 月 1 日
ナヴラトリ	9 月 15 日	10 月 31 日
ハロウィーン	10 月 1 日	11 月 15 日
光棍節（独身の日）	10 月 15 日	11 月 30 日
ブラック フライデー	10 月 15 日	12 月 15 日
サイバー マンデー	10 月 15 日	12 月 15 日
クリスマス	11 月 1 日	1 月 15 日
聖ニコラウスの日	11 月 1 日	12 月 31 日
ハヌカ	11 月 15 日	1 月 31 日
新学期	すべて	すべて
母の日	すべて	すべて
父の日	すべて	すべて
独立記念日	すべて	すべて
建国記念日	すべて	すべて
シーズン終了	すべて	すべて
ウィンター セール	すべて	すべて
サマーセール	すべて	すべて
オータムセール	すべて	すべて
スプリング セール	すべて	すべて
ラマダン	すべて	すべて
イード アルフィトル	すべて	すべて
イード アルアドハー（犠牲祭）	すべて	すべて

文字数と掲載条件

設定詳細	詳細
文字数	年中行事：既存の選択肢から選ぶ アイテム：半角20文字（全角10文字）
最大表示数	1個
最低設定数	1個

プロモーションアセットは、以下のポリシーを満たしている必要があります。

・編集基準と表現
・商標
・利用できない特典
・関連性が不明確
・サポートされていない言語

※参照：プロモーション アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

プロモーションアセットを使うべきサービス

特にセールやキャンペーンを良く実施するECビジネスを展開している企業様は設定しましょう。

詳しい活用方法については『プロモーションアセット活用ガイド｜セール情報を際立たせるコツ5選』の記事をご覧ください。

12.住所アセット

※引用：住所アセットについて – Google 広告 ヘルプ

住所アセットは、特に店舗型の企業様にとって非常に価値のあるアセットです。このアセットを利用することで、リスティング広告やYouTube広告に店舗の住所や地図情報を表示させることが可能になります。

特に実店舗を持つビジネスにとって、顧客が直接店舗を訪れることを促進する機能になります。

また、現在「旧住所表示オプション」と「旧アフィリエイト住所表示オプション」は住所アセットに統合されています。

・旧住所表示オプション: 広告主様が店舗を直接所有している場合に使用
・旧アフィリエイト住所表示オプション: 広告主様が所有していない店舗で商品やサービスを販売しているメーカーや情報集約サイトなどの広告主様が使用

※引用：「住所アセットについて」

掲載条件

住所アセットを利用するには、2つの方法があります。

①チェーン店など特定の店舗を選択できる場合は、チェーン店舗の住所をGoogle 広告で設定する（大手小売店やチェーン店などの場合）
②リストに店舗が表示されない場合は、GoogleビジネスプロフィールとGoogle 広告と紐付ける。

②の紐づけ方については、『住所アセット完全活用ガイド｜貴社の店舗ビジネスを成功に導く方法』の記事で解説しております。

住所アセットを使うべきサービス

店舗型のビジネスを展開している企業様は必ず設定しましょう。店舗誘導の促進になります。

13.アプリアセット

アプリアセットは、アプリのインストールをユーザーに促したい場合に活用できる機能です。
App StoreやGoogle Playといった、アプリストアのダウンロードページへのリンクを表示可能です。

スマホ・タブレット面で表示され、ユーザーの利用OSがiOSかAndoridを判別し、適切なリンクを表示します。両方に対応しているアプリの場合は、それぞれに対応した内容を設定しましょう。

文字数と掲載条件

設定詳細	詳細
文字数	リンクテキスト：半角25文字
最大表示数	1個
最低設定数	1個

詳細は『アプリアセットについて – Google 広告 ヘルプ』をご確認ください。

アプリアセットも一定効果はありますが、アプリ利用者増加を目的とする場合は、アプリキャンペーンの利用を推奨します。

アプリキャンペーンについては、「Google 広告ヘルプ：アプリ キャンペーンについて」をご参照ください。

アプリアセットを使うべきサービス

アプリ型のサービスを扱っていて、広告のリンク先と別にアプリのインストールを促したい場合は活用しましょう。

14.リードフォームアセット

リードフォームアセットは、Google広告で提供されている機能で、広告から直接情報を収集し、リード獲得へと繋げることができる強力なアセットです。この機能は、ウェブサイトへの遷移を必要とせず、ユーザーが広告内で直接フォームを記入することを可能にし、ユーザーの入力ハードルを抑えてリードを獲得することが可能です。

質問項目では、基本情報（例：名前、メールアドレス、電話番号）のほか、ビジネスの業態に応じたカスタマイズされた質問を追加することが可能です。これにより、リード獲得のプロセスを最適化し、質の高いリードを集めることができます。

文字数と掲載条件

設定詳細	詳細
見出し文字数	半角30文字以内
説明文の文字数	半角200文字以内
ビジネスの名前	半角25文字以内
入力項目	「名前」「会社名」「メールアドレス」などのユーザーの入力項目
背景画像サイズ	1.91：1（1200×628推奨）

リードフォームアセットは、以下のポリシーを満たしている必要があります。

・これまでポリシーに準拠してきた実績があること。

・Google 広告アカウントが対象のカテゴリまたはサブカテゴリを扱っていること。デリケートなカテゴリやサブカテゴリ（例: 性的なコンテンツなど）は、リードフォームでは認められません。

・ビジネスに関するプライバシー ポリシーを定めていること。Google 広告でリードフォームを作成する際には、お客様のプライバシー ポリシーへのリンクを含める必要があります。プライバシー ポリシーはリードフォームの最後に表示されます。

さらに、動画キャンペーンまたはディスプレイ キャンペーンにリードフォームを追加する場合や、広告見出しから直接リードフォームに移動する検索キャンペーンを作成する場合は、以下の要件を満たす必要があります。

・Google 広告のご利用額が合計 50,000 米ドルを超えていること（米ドル以外の通貨でアカウントを管理している広告主様のご利用金額は、その通貨の月別平均換算率により米ドルに換算されます）

・ポリシーに準拠してきた実績があり、アカウントあたりのご利用額が 1,000 米ドル（またはすべてのアカウントを通したご利用総額が 15,000 米ドル）を超えている広告主様にも、これらのフォーマットをご利用いただけます。その際、アカウントのステータスおよび状態に関する詳しい確認手続きを行うことが条件となり、広告主適格性確認プログラムを完了していただく必要があります。詳しくは、適格性の確認についてをご確認ください。

※参照：リードフォーム アセットについて – Google 広告 ヘルプ

リードフォームアセットを使うべきサービス

BtoBサービスを展開していて、リード獲得の拡大を目指す場合は活用しましょう。

詳しい活用方法は『リードフォームアセットで成果を倍増！文字数や設定方法も解説【Google広告】』の記事をご覧ください。

広告アセットの設定方法

Google広告の管理画面での広告アセットの設定方法を解説します。まず、左側メニューの中から「アセット」を選択して、青の「＋」ボタンを押します。

すると、広告アセット一覧が表示されるので、設定したいアセットを選択して設定を行いましょう。

自動生成アセットについて

自動生成アセットとは、広告のパフォーマンス向上につながると予測される場合に、Google広告がアセットを自動的に作成し、広告の下に表示する機能です。自動生成アセットについて詳しく解説します。

自動生成アセットの仕組み

Google広告が広告の内容やランディングページの内容を元に、アセットを自動生成します。

広告にアセットを表示しても費用はかかりませんが、自動的に作成されたアセットをユーザーがクリックすると費用が発生します。

自動生成アセットのメリット

自動生成アセットのメリットは下記の3点があります。

・ユーザーに商品やサービスをわかりやすくアピールできる: アカウント単位の自動生成アセットを使用すると、ユーザーに商品やサービス、特典を前もって伝えることができ、広告のクリック数の増加が見込めます。

・投資収益率が向上する: 広告にウェブサイトの追加情報が表示されるため、広告の関連性とクリック率が向上します。商品やサービスに高い関心を持つユーザーからクリックを獲得できるため、投資収益率の向上につながります。

・時間の節約: 自動的に作成されるため、時間と労力を抑えることができます。

※参照：アカウント単位の自動生成アセットについて – Google 広告 ヘルプ

自動生成アセットの種類

自動生成アセットで生成されるアセットは下記の7種類になります。自動生成される以外の仕様は通常の広告アセットと同様です。

・動的サイトリンク
・動的構造化スニペット
・自動生成住所アセット
・販売者評価
・動的コールアウト
・ビジネス情報
・動的画像アセット

自動生成アセットの設定方法

自動生成アセットの設定方法について解説します。

まず、左側メニューの「アセット」を選択し、右端に表示されている「詳細」から「アカウント単位の自動生成アセット」を選択します。

すると次のページに自動生成アセットの一覧が表示されるので、右側の矢印をクリックして、オン・オフを選択しましょう。「保存」を押せば設定完了です。

基本オンにして問題はないのですが、意図せぬ内容が表示される場合もあるので、リスクを避けたい場合はオフにしましょう。

まとめ

広告アセットのメリットや種類、特徴について解説しました。広告アセットの設定はリスティング広告の成果に直結するため、網羅的に登録が必須です。

当記事を参考にリスティング広告の効果を最大化しましょう。

広告アセットに関するよくある質問

Q.広告アセットは広告表示オプションとは異なりますか？

A.広告表示オプションの名称が広告アセットに変更になりました。また、広告見出しや説明文も広告アセットに含まれます。

Q.広告アセットは可能な限り多く登録した方がよいですか？

A.自社のサービスに適した内容の前提で可能な限り網羅的に登録しましょう。広告アセットを登録することのデメリットは無く、広告効果の改善や広告ランクの改善などのメリットがあるので、登録しない理由が無いです。

Q.広告アセットの各内容は重複しない方がよいでしょうか

A.可能な限り重複しないように異なる訴求を入れ込むのが良いです。同じ訴求であっても言い換えや補足の説明を行いましょう。